【本の要約】迷わない決め方の化学「超決断力」(著者:メンタリストDaiGo)〜決断力がないあなたへ〜

《この記事を読む時間:約30分》
※有料部分も含む

どうも!

四国はしまなみ海道が見える町でブログを書いているやまそうです!

 

「超決断力」(著者:メンタリストDaiGo)

 

今回はメンタリストDaiGoさんの本、「超決断力」の要約です。

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「決断」は、むずかしいものではない

「決断」と聞くと、どこか重苦しい、むずかしいものだと思うでしょう。

「決断を間違えたら人生が終わってしまう・・・」
ここまで思ってしまう人もいるかもしれません。

 

しかし、決断とはそこまで重たいものではないのです。

 

どんなに悩んでも、決断後にわたしたちが起こす行動は2つに1つだけ。

それは、「やるか」「やらないか」です。

決断とは、じつはやるかどうかを決めているだけなんです。

 

ミスをしてはいけない、慎重に判断しないといけないと思い込むから、「決断」をむずかしいものだと思ってしまうわけです。

 

「転職をするかどうか」 「お昼ごはん、何を食べようか」   この2つの決断は、前者の方がより重要でむずかしいものに見えます。 もちろん、前者の方がより悩むでしょうし、ついつい先延ばしにしたくなる決断です。

しかし、この2つの決断は共通点があります。

 

転職をするかどうか
会社がこの先もつかわからない。転職をしないと会社が潰れて路頭に迷うかもしれない・・・
お昼ごはん、何を食べようか
何を食べるか早く決断しないと、空腹で倒れてしまうかも・・・

 

その共通点とは、 「決断しないと自分が困る」 という点です。

 

この2つの決断、前者の方が「より重要で時間をかけて考えるべきもの」と考えるでしょうが、 実はこの2つの決断は、「決断しないと自分が困る」という意味ではどちらも同じなのです。

 

問題は「それを決断するのに慣れているかどうか」。

お昼ごはんに何を食べるかすぐに決断できるのは、シンプルに「いつも決めているから」なんです。

 

心の友
心の友
なるほど、なかなか決断できないとか先延ばしにしたくなるのは、単純に慣れてないからなんだな。
やまそう
やまそう
そうやね。 だからついつい「またあとで考えよう」って思ってしまうんよ。
心の友
心の友
そう考えると、「決断」ってヤツをむずかしく感じるのは、自分でそうしちまってるだけだとわかるな。

 

決断をむずかしく感じるのは、「ミスしてはいけない」「慎重に考えないと・・・」と思い込んでいるから。 実は慣れているかどうかの問題だったりする。

 

「超決断力」とは

決断で大切なのは、「スピード」と「正確性」です。

今回学べる「超決断力」とは、 「より早く、よりいい結果を生む決断ができる力」です。

それを実現するため、「決断の4種類」を知り、「決断のルール」を学ぶ。 これが、今からの流れになります。

ここからの流れ
1、決断の4種類を知る
わたしたちがしている決断には、どんな種類があるかを知る。
2、決断のルールを学ぶ
決断の4種類の、それぞれに合った決断ルールを学ぶ。

 

 

心の友
心の友
早く正確に決断できる力が「超決断力」というわけか!
やまそう
やまそう
「決断の種類とルールを知って、より早く正確に」 これやね!
心の友
心の友
それを学んだら優柔不断なオレでも早く決断できるかな?
やまそう
やまそう
きっとできるやろ!

 

「超決断力」を学ぶことで・・・
・決断の先延ばしがなくなる。
・決断スピードが格段に上がる。
・決断の正確性が上がり、決断後の後悔を激減させられる。

 

あなたに決断をできなくさせる「3つの誤解」

超決断力を学ぶ前に、あなたの決断を邪魔する 「決断にまつわる3つの誤解」 を知っておきましょう。

決断にまつわる3つの誤解
1、たくさん考えるほど、いい決断ができる
2、やる気があるときに決める
3、「やる」か「やらない」かで決める

 

たくさん考えるほど、いい決断ができる

わたしたちは、「いい決断」「後悔しない決断」をしたいと思っていますよね。

そのためには熟考、つまり時間をかけてよーく考えることが大事だと思っています。

 

これが誤解の1つ。

 

じつは、「考える時間の長さ」と「決断の成功率」は比例しません。

 

これは心理学や行動経済学の研究により明らかになっています。

さらに、決断スピードの上昇は、結果的に最善の決断ができる確率を向上させることもわかっています。

詳しくはこのあとの「決断の4種類」で書いています。

 

やる気があるときに決める

ここで重要なのは、 今のあなたの感情や気分は、簡単に移り変わる ということです。

 

ジムに通った経験のある方は多いと思います。

その時のことを思い出してみてください。

何かのチラシでムキムキのいい身体をした男性の写真を見たとか、 女の子にモテたい!と思ったとか、 そんな理由で「よし、ジムに通うぞ!」と決断をしませんでしたか?

決断したその時は、あなたはやる気に満ちあふれていたはずです。

 

しかしどうでしょう。 1〜2ヶ月経つと、

「ジム行くのめんどくさいな・・・」
「今日くらいサボってもいいだろう」

なんて思ったことのある方は多いのでは?

「ジムに通うぞ!」と意気込んでいたあの時の気持ちはどこへやら・・・

 

これが2つ目の誤解、「やる気があるときに決める」です。

 

気分的に乗っている、やる気が満ちているときに決断するといい決断ができると思ってしまいがちですが、 最初に言った通り、あなたの感情や気分はいとも簡単に変わります

このようなその時々の感情で意思決定してしまう仕組みをプロジェクション・バイアスと言います。

勢いで決断しても、あまりいいことはないのです。

 

「やる」か「やらない」かで決める

冒頭部分で「決断後はやるかやらないかだけ」と書きました。

しかし、”決断する時点”では「やるか、やらないか」の視点だけで決断するのは危険です。

 

理由はシンプル。後悔する確率が高くなるからです。

 

洗濯機がほしいと思って家電量販店に行き、スタッフからある商品をおすすめされ、やたらとその商品のいいところを推されて、あなたは知らない間に「その商品を買うか買わないか」で悩んでいます。

スタッフともある程度仲良くなり、あなたは「いい人だし、この人がそんなにいいと言うなら、この商品にしよう」と決断します。

しかし、あとから周りを見渡すと、買った商品より安いものや魅力的な機能をもつ商品がいくつかあることに気づき、さっきの商品を買ったことを後悔することになってしまった・・・

 

あなたにもこのような経験があるのではないでしょうか。

原因は「他の選択肢が見えていないこと」です。

 

なので、「Aをやるか、やらないか」ではなく、

「Aをやるか、それともB、またはCをやるか」のように、いくつか選択肢をもって比較検討すると、後悔する確率をグッと下げられます。

 

さきほどの洗濯機の例でいうと、

「すすめられた洗濯機を買うか、買わないか」ではなく、
「すすめられた洗濯機にするか、それより安いあっちの洗濯機にするか、機能的に優れているものにするか」

と考えることが大事というわけです。

 

心の友
心の友
なるほどぉ! たしかに無意識のうちにやっちまってることばかりだ。
やまそう
やまそう
やね。 時間をかけて考えること、勢いで決めちゃうこと、知らない間に1つの選択肢に縛られていることって、あるあるよね。

 

決断するときは、気をつけよう!
①熟考が大事
②感情、気分の勢いに乗って決めてしまう
③1つの選択肢に縛られてしまう

決断の4種類

決断のルールを学ぶ前に、決断にはどんな種類があるのかを知っておく必要があります。

 

決断の4種類
①単純
②面倒
③複雑
④混沌

 

どんなに優秀な人でも、決断ミスをします。

それは、1日のうちの度重なる「決断」で、脳が疲れていくからです。

人は1日に3万5000回の決断をすると言われています。

夕方ころ「疲れたなあ」と感じるのは、この「決断疲れ」が原因の1つなのです。

 

そこで、あらゆる決断を考えずシステマティックにサクッと決められるよう、決断の種類ごとに「決断のルール」を学んでいきましょう!

それを学ぶために、決断の4種類を知っておく必要があるのです。

 

単純

やりたいこと、やるべきことが明確な状態にあるとき、決断の状況は「単純」に分類されます。

 

たとえば・・・

・日課にしていたジョギングを続けるか、休むか。
・ケンカしたあと、相手に「ごめん」と謝るかどうか。
・塾に行くか、休むか。

このような決断です。

 

「単純」な状況では、やることが明確なため議論の余地がないことがほとんど。

やるべきことを怠慢により先送りにしていることが大半です。

 

面倒

どうすればどうなるのかはわかるものの、選択肢が多すぎて正解がはっきりわからず迷ってしまう状況が「面倒」です。

仕事上で発生しやすく、わたしたちが最も多く遭遇している状況です。

 

たとえば・・・

あなたが「自分のお店の会員数を増やしたい」と考えたとき。

・Twitterの発信回数を増やす
・YouTubeで勧誘動画をあげる
・インスタ投稿を増やす
・メルマガを始める

など、選択肢はたくさん思い浮かんできます。

 

しかし、どれがいちばん効率がよくて効果的なのかは、わかりません。

わからないがゆえに迷い、ついつい決断を先送りにしてしまいます。

 

複雑

判断のベースになる因果関係が安定せず、変化する状況を「複雑」といいます。

 

新型コロナ感染拡大がいい例です。

ワクチンの接種も広まっていますが、どうすれば感染拡大を防げるのかは、はっきりわかりません。

「コロナ感染収束」という理想的な答えはあるものの、いまいちどうすればいいのかがはっきりわからない状況です。

 

他に例を挙げると、

・投資で確実に儲けを出したいけど、どうすればいい?
・飲食店を出すけど、完璧な立地はどこ?
幸せな結婚がしたい

 

どれも理想的な答えはあるものの、赤線部分の条件というのは変化する可能性が高く、どうすれば理想の結果が得られるかはわからないですよね。

 

混沌

原因と結果の因果関係もよくわからず、最適な答えもない状況が「混沌」です。

 

「ある都市の蝶のはばたきが、別の都市の嵐の原因となる」

これを聞いたとき、「そんなわけない!」と思いつつも「もしかしたらありえるかも・・・?」と思わされますよね。

しかし、何を根拠にこれを正しいか間違ってるか決断すればいいのかわからない。

混沌とは、まさにこんな状況です。

 

決断のルールを学ぶのは、

「混沌」を「複雑」に
「複雑」を「面倒」に
「面倒」を「単純」に

1つずつステージを軽くしていくことが目的となります。

順々に決断を楽なものに変化させていくわけです。

 

決断のルールを学ぶ

ではいよいよ決断のルールを学んでいきましょう。

さきほど学んだ決断の4種類のうち、「混沌」意外の3種類の状況を見ていきます。

なぜ「混沌」を仲間外れにするかというと、「混沌」は自分でコントロールがほとんど効かず、正しい答えもわからない特別な状況だからです。これについては別の章で解説します。

 

「単純」の状況での決断ルール

単純の状況では、「価値と自動化」というルールを使います。

簡単に言うと、

「自分の価値観に従って決断する」
「決断を自動化する」

の2つです。

これに従って決断すると、ほとんどの単純な問題を秒で決断できるようになります。

 

ここで、決断を自動化させる「VARI」というスキルを紹介します。

決断を自動化させる「VARI」スキル
V:Values(価値)・・・自分の価値観をリストアップする
A:Automation(自動化)・・・自動化できるか考える
R:Rational Decision Making(理想的な決断)・・・決断可能な選択肢をリスト化する
I:Intuition(直感)・・・感情に沿って考えてみる

 

「単純」の状況では、「V」と「A」を使います。

 

Values(価値)

まず1つ目は「Values(価値)」。

あなたの重視する価値観をリストアップし、それを判断基準とします。

 

人の価値観は2つに分類されます。

①永続的価値
②道具的価値

 

①永続的価値とは、死ぬまで変わらないであろう、あなたが大事にしている価値観です。

幸福感・好奇心・安心・自由・正義・家族・成長などです。

 

②道具的価値とは、永続的価値を実現するために必要な行動のベースとなる価値観です。

誠実・公平・信頼・親切・積極性などです。

 

この2つの価値観を明確にしておくことで、決断のブレない軸ができます。

 

たとえば、①が「好奇心」の場合、②は多くの場合「積極性」となり、

何か行動を起こすときは「それが自分の好奇心を満たすかどうか」を考え、「満たす」と判断すれば迷わず行動を起こせるという仕組みです。

 

Automation(自動化)

「単純」な状況で、秒で決断を下せるルールの2つ目は「自動化」。

単純な状況に割り振られた決断を、「自動化できないか?」という視点で考えていきます。

 

たとえば、貯金、筋トレ、コーディネートはすべて自動化でうまくいきます。

 

【貯金】

<今までは>毎月決まった額を給料が入る口座から、貯金用の口座に移している。

<自動化>毎月給料日に決まった額を貯金用口座に自動的に移るよう設定する。

 

【筋トレ】

<今までは>毎日腹筋50回すると決めている。

<自動化>毎日朝起きたら寝床で腹筋50回する。

 

【コーディネート】

<今までは>毎朝何を着ようか迷う。

<自動化>基本の組み合わせを決めておき、同じ服を何着か持っておく。

 

このように自動化することで決断を格段にラクにしてくれます。

 

さらに、

「一度決めたら、二度と意思決定する必要がない方法がないか?」を考えるとより効果的。

「そもそも必要か?」を考えることで、やらなくていいものに気づき、身軽になれるケースもあります。

 

心の友
心の友

「単純」の状況はやるべきことは明確だもんな。
だから決断基準に価値観をもっておけばすぐ決められるわけか。

やまそう
やまそう

あとは自動化。
単純だからこそ、一度決めたらもう決断する必要がないように自動化しておくことやね。

 

「単純」な状況での決断には・・・
「価値と自動化ルール」が効果テキメン。
自分の価値観に従って決断したり、自動化して決断しなくていいようにしよう!

 

「面倒」の状況での決断ルール

「面倒」は選択肢が多すぎて、どれが最適かわからない、悩んでしまう状況でしたね。

 

キーワードとなるのが、「デフォルト設定」です。

一言で言うと、「満足度の高いはじめの一手を持っておくと、決断の方向性がブレなくなる」ということです。

 

と言ってもちょっとわかりにくいですね。

身近な例を挙げて説明します。

 

あなたはテレビがほしくて、購入を考えているとしましょう。

何の基準も持たないまま決めようとすると、

・画面サイズはどうするか
・液晶か、有機ELか
・8Kか4Kか、フルハイビジョンか
・録画機能はどうするか
・メーカーはどこのがいいか
・ネット対応は必要か
・リモコンの使いやすさはどうか
・スピーカー性能はどうなのか
・価格帯はどれくらいのにするか

などなど、挙げればキリがないほどに判断要素があり、その分だけ選択肢が出てきます。

これでは決断できなくて当然です。

「もう決めるの面倒くさい・・・」となり、結局買わないままになってしまうか、
「もうこれでいいや」と投げやりに決断して後悔するかですね。

そこで、「一番安くて、50型のテレビ」とブレない条件を設定しておけば、決断の状況は「面倒」から「単純」になり、店頭やネットショップで最安値の50型テレビに即決できます。

 

この「一番安くて、50型のテレビ」がデフォルト設定です。

 

もちろん、メーカーにこだわりがある人なら、

「東芝の50型最安値」のような条件設定でもいいですね。

 

つまり、デフォルト設定を決めておくことで、

決断の状況を「面倒」から「単純」へと軽くしてくれるってわけです。

 

心の友
心の友

選択肢が多すぎるからこそ、前もって絶対条件を設定しておけばいいってことだな!

やまそう
やまそう

そうすれば選択肢はかなり絞られて迷うことがなくなるね!

心の友
心の友

なるほどなぁ。
そうなればあとは「単純」、買うか買わないかってわけか。

 

「面倒」な状況での決断には・・・
「デフォルト設定」を決めておこう!
選択肢を限りなく絞ることができ、状況が「単純」になる。

 

「複雑」の状況での決断ルール

「複雑」は、理想的な答えが見えているのに、どうすればその結果が得られるかわからない状況でしたね。

 

「独立して飲食店を始める。成功させたいから完璧な立地を探してるんだけど、どこがいいかな」

このような複雑な状況では、「面倒」に比べ自分でコントロールできない要素が多いんです。

 

ここでのキーワードは、「試す」と「直感」

 

試す

「複雑」な状況では、何をすればいいのかわかりません。

だからこそ、「良さそうなアイデアを思いついたら、とにかく試してみる」が鍵になってきます。

そして「良さそうなアイデア」を思いつくには、議論に多様性を持たせたり、反論をもしっかり受け止めることが大切です。

 

ここで使えるのが「面倒」で解説したデフォルト設定

ただし、状況が「複雑」なので、デフォルト設定を設定するだけでなく、次の流れで進める必要があります。

①デフォルト設定に合った選択肢を同時に試す
②試した結果、感触のいいものと悪いものに分け、いいものを続ける
③感触のいいものを続けながら、別の選択肢も試す

同時進行でトライ&エラーを繰り返し、理想的な方法を探りましょう。

 

直感

直感を使うのは、「試す」でやったトライ&エラーを繰り返し、いくつかの感触がいい選択肢を絞れたあとです。

なぜなら、トライ&エラーを繰り返すことであなたに「経験」が積み上がるから。

 

直感は、経験なくして機能しません。

 

経験を積み上げているからこそ、直感が冴えるんです。

直感で決めるまでの流れ
①感触のいい選択肢をホワイトボードにリストアップ
②3つに絞り込む
③直感で決める

 

なぜ直感がいいかと言うと、あなたが「これだ!」と思った選択肢は実行・継続のモチベーションが高くなるからです。

 

心の友
心の友

ほうほう。
どうすりゃいいかわからないなら、いろいろ試していい方法をいくつか見つけて、最後は直感に頼って決めるわけだな!

やまそう
やまそう

そゆこと。
トライ&エラーで状況を「複雑」から「面倒」へ持っていくイメージやね!

 

「複雑」な状況での決断には・・・
まずはトライ&エラーでいい選択肢を洗い出そう。
最後は直感。これだ!と思うものを選択しよう!

 

「混沌」の状況での決断

「混沌」では、どうすればどうなるかの因果関係もはっきりしないので、適切な答えを探しても意味がないような、そんな状況です。

こんな状況では、正しい決断などできません。

これを前提として、次のような対策があります。

 

・決断によって受けるダメージが最小限になるように心がける
・状況を整理しながら、選択肢となりそうな要素を探る
・「混沌」を「複雑」へ移行させる一方、自分の新たな可能性を探る

 

要するに、答えのない決断をするときは、最善を見つけようと足踏みするより、小さく行動を起こして状況を整理していくことが重要だということです。

 

では、どうやって決断によって受けるダメージを最小限にするのか。

 

それは、直面している問題の根本をしっかり掴むことです。

 

そこで役立つ「HARM」という考え方を紹介します。

H:Health・・・健康についての悩み。
A:Ambition・・・野心、大望。出世したい願望、社会的成功などの悩み。
R:Relation・・・人間関係についての悩み。
M:Money・・・お金についての悩み。

心理学の研究では、人間の悩みの9割はこの4つに分類されます。

「混沌」にいるときは、その悩みの原因がどれに当てはまるかを探りましょう。

 

どのように探るかを説明します。

下の図のようにノートを4つのスペースに区切り、「HARM」と書きます。

あなたが今、直面している問題がどれに当てはまるか。
どれか1つしか選べないとしたらどの枠かを考えます。

 

たとえば、「どんな仕事をすれば、私は幸せなのか?」という悩み。

「もっと評価されたい」「自分の能力を発揮して活躍したい」「社会の役に立ちたい」なら、「A」。

「人間関係に悩まない職場がいい」「周囲に認められたい」なら、「R」。

「もっと給料のいい会社がいい」「能力に見合った給料がほしい」「お金よりも時間的に自由がほしい」なら、「M」。

 

この仕事に関する悩みが「混沌」となってしまうのは、これら「A」「R」「M」の要素それぞれが入り乱れてしまってるからです。

それを、「悩みの根幹にあるものは何か」をざっくり掴むことで、状況を「混沌」から「複雑」へ軽くできるわけです。

 

「一度は結婚してみるべきか」という悩みをどうするか

「HARM」の使い方の例として、「一度は結婚してみるべきか」という悩みを考えてみましょう。

 

30代半ばのあなたは、仕事一筋で結婚したことがなく、「一度は結婚してみるべきか」と悩んでいます。

こんなときは、このように考えましょう。

 

◆今は健康だけど、老後を考えると『H』は少し不安。老後を一緒に過ごせるパートナーは欲しいかも。

◆仕事は満足している。出世したい欲もないし、『A』の悩みはない。

◆ずっと一人の生活だった。パートナーやこどもがいたら・・・と想像するってことは、『R』を求めているのかもしれない。

◆貯金はある。資産運用もしていて、『M』は困っていない。

 

こうなると、結婚の悩みは「H」と「R」が関わっていそうだと気づきます。

2つが残った場合、どちらが強いかを比較し1つに絞りましょう。

状況を徐々に整理していくのです。

 

【脱・優柔不断】デバイアス対策

「混沌」な状況を打破するのも目前。

進むべき方向がざっくり掴めたら、状況を整理しながら決断の選択肢を探していきます。

 

ここで役立つ決断ルールが「デバイアス対策」です。

わたしたちは悩んでいるときほど、バイアス(思考・判断に特定の偏りをもたらす思い込み)により決断力が鈍ります。

そんなときに5つの「デバイアス対策」を使って、決断ミスを確実に減らしましょう。

 

5つのデバイアス対策
①ワンアットタイム戦略
②前向きハインドサイト
③アカウンタビリティ
④フォースド・ブレイク
⑤アドバンス・チョイス

 

ワンアットタイム戦略

多くの選択肢があるときに、うまく比較検討するテクニック。

いくつか選択肢がある中で、AとBを比較するのではなく、Aのメリットとデメリット、Bのメリットとデメリットを考え吟味します。

 

たとえば「人間関係が充実する仕事がしたい」と考え、A社、B社、C社のどれにしようか考えているとします。

このとき、A社とB社を比較するのではなく、「人間関係」という視点から見てA社で働くメリットとデメリットは何か、B社で働くメリットとデメリットは何か、C社も同じく吟味します。

これにより慎重な判断ができるようになります。

 

前向きハインドサイト

早く決めようとすることによる決断ミスを防ぐテクニック。

選択肢を検討するにあたり、あえて「失敗するのではないか?」「間違っているのではないか?」と考えます。

自分がいいと思った勢いで焦って決断してしまいそうなときに、その決断にブレーキをかけられます。

 

アカウンタビリティ

思考を整理し、決断精度を高くするテクニック。

あなたがこれからしようとしていることを、身近な人に説明しましょう。

アウトプットすることで思考が整理され、「混沌」とした状態を客観視できるようになります。

さらに、相手の反応やアドバイスから、解決の糸口も見つかるかもしれません。

 

フォースド・ブレイク

焦りや戸惑いからくる判断ミスを防ぐテクニック。

小休止です。

焦って物事を決断しても、いいことはありません。

ときには目を閉じ、手と頭を休める時間を持ちましょう。

1時間に1回、小休止を入れるのがおすすめです。

 

アドバンス・チョイス

決断にくじけそうになったときの対処法を、あらかじめ決めておくテクニック。

自分を励ます言葉を用意するんです。

選択肢の比較検討に疲れ、「あーもう、めんどくさいなーー」と思ったら、「めんどくさいなーー」のあとに「もうひと踏ん張りしよう!」と言って自分に声をかけます。

くじけそうになったとき、自分で自分を励ますんです。

 

心の友
心の友

混沌から脱出するには、悩みの根っこを掴んで行動しながら選択肢を探ることが大事なんだな。

やまそう
やまそう

HARMでどこに問題があるかを把握して、デバイアス対策で決断ミスをケアしながら進む。
そして「混沌」を「複雑」へとランクアップさせるわけやね!

心の友
心の友

そうやって決断の状況をよくしていくんだな!

やまそう
やまそう

そう!
それこそが「決断のルール」の役目!

 

「混沌」の状況での決断には・・・
立ち止まって考えても何も生まない。
悩みの根っこを掴み、「混沌」を「複雑」へとステージアップさせよう!

 

おわりに

「超決断力」のお勉強は以上になります。

いかがでしたか?

 

より早く、よりいい結果を生む決断をするには、
「決断の4種類」を理解し、状況に合った「決断のルール」で状況をステージアップさせていく。

 

あなたの人生に、少しでも学びがあれば幸いです。

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